2021年07月20日

キタキツネにはげまされて

 このミュージアム周辺には、キタキツネ・クマゲラなどの珍客がよく姿を見せる。昨日も夕刻、エゾシカの母子
が現われた。
 今年は、コロナの影響で訪れる方が減少し、寂しい思いをしていたが、そんな私の心を彼女達が元気づけてくれ
た。子ジカは、好奇心が旺盛で、私に向かってドンドン近づいてくるが、私のカメラのシャッター音に驚き、高く
飛び上がりユーモラスな姿で逃げてゆき、また近づいてくる。
 この時の子ジカの後姿が実にかわいい。こんな、たわいもないことが、今の私を豊かにし勇気づけてくれる。

                                            IMG_0050.JPG
                   写真ミュージアムに現われたエゾシカの母子

 IMG_0030.JPG  IMG_0036.JPG

                                            IMG_9995.JPG
                         好奇心の強い子ジカ
posted by sounkyo at 11:50| 館長のつぶやき

2021年07月09日

平家物語の史跡を訪ねて(2)

 一ノ谷の後、須磨海岸を経て須磨寺を案内していただいた。
 この寺は、私が幼い頃から口ずさんでいた青葉の笛で名高い平敦盛の首塚、また、義経が首実検の折り腰かけ
たといわれる松など、源平にまつわる数多くの史跡があり、この地に立ち、平家物語を思い浮かべると、感極ま
り立ち去り難い気持ちになります。
  
              IMG_8615.JPG  
                                                      敦盛公と熊谷次郎直実の像
                                             
 この旅で、私が最後に選んだのが京都の嵯峨野です。この地には多くの皆さんと同じ様に多くの思いがありま
す。
 取り分け、平家物語の舞台となった祇王寺には思いが深い。人の世の儚さに無常を感じ仏門に入ることを選ん
だ若い女性の姿を思い描きながら狭い庭園を巡ると、千年の年月が経った今も、その心が伝わってくるような不
思議な感覚を覚えます。
 その時、しみじみとまた来たいなぁ!と思いました。


IMG_0924.JPG IMG_0944.JPG
                                 祇王と祇女が余生を送った庵

IMG_0932.JPG IMG_0935.JPG

IMG_0945.JPG IMG_0947.JPG







posted by sounkyo at 11:29| 館長のつぶやき

2021年07月06日

平家物語の史跡を訪ねて(1)

 中学一年生の秋、私は右足が大きく腫れ、二ヶ月間程学校を休んだことがある。何とか完治できたのは、当時
まだ希少薬品であったペニシリンのおかげである。
 わざわざ担任の先生が、自宅を訪問してくださり、その折の見舞い品が、少年向けの平家物語と源平盛衰記で
あった。
 恥ずかしながら、この当時、まだ小説を読んだことがなかったのである。
 私は、病床で何度もこの本を読み返し、この悲劇の武将・源義経の生き様に心惹かれ、後になって、屋島・壇
ノ浦・平泉など、平家物語の史跡を訪ね歩くようになった。(私にもこんな可愛い時代があったのです)
 しかし、古戦場・一ノ谷と義経が幼年期を過ごしていた鞍馬寺だけまだ訪ねていませんでした。そこで今回、
訪京の機会を利用し訪ねることにしました。
 生憎、小雨交じりの霧でしたが、それが逆に鞍馬寺の雰囲気を一層深く醸し出し、私を古き良き時代へと誘っ
てくれ、感無量でした。
 帰りは、貴船に向かって山道を下り、義経の足跡をと思ったのですが、雨天のため次の機会に譲ることにしま
した。

IMG_0790.JPG IMG_0794.JPG
                                                                                                 鞍馬寺の山道
IMG_0807.JPG IMG_0812.JPG
           源義経               義経の太刀としてふさわしい品格を備えている太刀

 翌日、知人の案内で、源平の古戦場・須磨ノ浦を訪ね、念願の一ノ谷へと足を延しました。
 当初私が想像していたより遥かに斜面が急で、ここを馬で下るというのは相当な勇気が必要であったと思う。
ある武将が馬を可哀そうに思い担いで下ったという逸話も頷けた。
 源平の古戦場に立ち、平家物語のいろいろな場面に思いを馳せると、夢が果てしなく広がり、時間が止まる。

               IMG_0878.JPG                      IMG_0847.JPG

IMG_0853.JPG  IMG_0831.JPG 
       源氏の兵馬が通った道                   一ノ谷附近の景観
posted by sounkyo at 12:58| 館長のつぶやき