2024年05月11日

五月、道東に花を求めて

 ゴールデンウイークを終えホッと一息ついたので、花を求めオホーツク海沿岸の町々を訪ねてきました。 
 まず、滝上町に行き五分咲きの芝ザクラを眺めましたが、流石童話の里・滝上町ですね。全山を淡いピンクに染め、その迫力に圧倒されるようです。
 その後、上湧別町まで行き、チューリップ公園を訪ねました。花はまだ五分咲きという感じでしたが、その広大なスケール感に圧倒されるような感じです。私はチューリップの甘い香りを味わいながら、ゆったりと歩き花の北海道を十二分に堪能し、次の目的地、遠軽に向かいました。
 一週間程前、この町を訪ねた時は、芝ザクラは四分咲きといった感じでした。しかし、八分咲きという感じで全山の山肌をピンクに染め私を迎えてくれました。それにしても芝ザクラは西日を受けると輝いて美しいですネ。ただ少し残念であったのは、二日前降雪があり、その影響でしょうか、花が白ぼけしたものが混じっていたことです。でも九月になるとコスモスが咲き、迎えてくれるはずです。それにしても、五月の北海道は、新緑とともに花の島ですね。
                         来週は、東藻琴の芝ザクラを訪ねられれば嬉しいですネ。

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                             以上  滝上町 芝ザクラ
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                            以上 上湧別 チューリップ公園
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                            以上 遠軽町 芝ザクラ
posted by sounkyo at 13:05| 館長のつぶやき

2024年05月08日

縄文人の心を作品に

 私が、初めて大雪山系に入ったのは、高校三年生の夏である。然したる理由があったわけではなく、単に北海道の最高峰という、単純な理由であった。
 しかし、この四泊五日の山旅で大雪山系に魅せられた。その中で特に心に残ったのは、化雲岳周辺の高山植物の大群落と、白雲岳から眺めた朝焼けのトムラウシ山の姿である。 少し早計の誘りは免れないが、私は、この体験だけで、将来この大雪山系を写真集にまとめたいと願うようになり、時間を見つけては山に通うようになった。月日が経つのは早いもので、あの日から六十数年が過ぎた。
 そんなある日、小泉岳・白雲岳周辺で、一万数千年前に縄文の人々が使用した黒曜石などの石鉄が発見されたという報道を目にした。当時、大雪山はまだ登山道もなく、そんな中彼等はどのような方法で山を登り、どのような思いで!と考えると、言葉に出来ないような感慨が湧く。その心の高まりが少しずつ膨らみ、この山系の景観を縄文の人々の心に馳せ写真として表現したいと願うようになった。
 当時、縄文人にとって、黒曜石は宝の石と称されるほど貴重な存在であった。その日本最大級の産物が大雪山と数十kmという近い位置にあったのである。これは驚きであった。

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posted by sounkyo at 13:01| 館長のつぶやき

2024年05月01日

5月1日 今年もまた開館いたしました

 今日、層雲峡・大雪山写真ミュージアムは開館日を迎えました。
 館の周辺には、まだ残雪があり、本格的な春の訪れはまだ先のように感じられます。

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 しかし、上川町から層雲峡温泉に向け車を走らせると、山肌にはコブシの花が、一つ、三つ、二つと花を咲かせ、車道の側に目をやると、ミズバショウが一面に花を咲かせております。今年は、地球の温暖化の影響でしょうか、一週間程、開花が早いようです。
写真ミュージアムは、今年もまた10月31日まで開館しておりますので、どうぞご来館願えれば幸いに存じます。

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posted by sounkyo at 13:14| 館長のつぶやき