月日の過ぎ去るのは早いもので、当館が開館して14年の歳月が流れました。
その間、多くの方々が足を運んでくださり、山に魅了された方々と作品を通して大雪山の
魅力を共有できましたことは、何物にも代えがたい日々でした。
高校3年生の時、大雪山の威容に感嘆し、以来、春夏秋冬と見せてくれる山容の素晴ら
しさに魅されて70年近く通い続けてきました。いま、目を閉じると懐かしい大雪の峰々、
とりわけ印象に残るトムラウシ山、化雲岳、石狩岳、そして沼ノ原の佇まいが、山でお会
いした方々の笑顔と共に浮かび上がり、胸が熱くなります。
今まで病院とは縁遠い私でしたが、年齢のせいか今年は体調が思わしくなく、次第に館
長としての職務を果たす自信がなくなってきました。それで仕事に支障をきたす前に館長
を辞すべきだ、という結論に達しました。
自分が撮った写真の前に立ち、来館した方々にいつ、どこで、どんな気持ちで撮ったも
のかなど、写真の背景を話す機会を与えられた私は、何という幸せ者でしょうか。
1枚1枚の写真には私の全人生が詰まっています。山を命とする私の写真人生は、皆さま
との交流を通して豊穣の高みへと歩ませてくれました。この14年間、支えてくださった
皆さまの励ましと暖かいお言葉のおかげで続けることができました。言葉ではとても言い
尽くすことはできませんが、心から感謝申し上げます。
どうぞ、今後とも層雲峡大雪山写真ミュージアムを宜しくお願い致します。
令和7年(2025年) 10月 吉日
層雲峡・大雪山写真ミュージアム 館長 市根井 孝悦
層雲峡・大雪山写真ミュージアムの今年度の営業は、10月31日をもって終了致します。
今年も数多くの皆様がご来館くださり、ありがとうございました。
来年度は令和8年5月1日より開館致します。皆様のお越しをお待ちしております。
スタッフ一同







