2022年05月06日

先住民族の足跡をたずねて

 白雲岳周辺で、今から一万数千年前の先住民族が使用した矢ジリなどの遺物が多数発見されています。
 彼等は、そんな昔から大雪山を生活の場とし、その思いがカムイミンタラ「神々の遊ぶ庭」というアイ
 ヌの人々の言葉として表現されているのですネ。
 そこで、大雪山に関りをもつものとして、もう少し、アイヌの人々のことを知りたいと思い、四月下旬
 白老のウポポイ、二風谷のアイヌコタンを訪ね、五月三日には、網走の北方民族博物館へ足を運びまし
 た。
 浮島峠附近では、季節外れの激しい雪吹に遭い、無理かと思いましたが、一旦、上川町に引き返し、石
 北峠を経由して網走に着きました。
 それにしても、博物館は資料が豊富ですネ。何度訪ねても感動します。その中で、特に強い印象を受け
 たのが、セイウチ等の腸の粘膜を加工した衣類でした。軽くて、丈夫で防水性に秀れ、このような技術
 を先住民族がどのようにして身につけたのか、驚きでした。それと、彼等の豊かな感性を示す多くの遺
 品でした。
 私も年ですね。最近、山を歩いていると、山で出合った人の姿が、その時々景観と重なり、胸に迫って
 きます。この心の作用が、私の感性、創作の源であり、先住民族から受け継がれた心ではなかろうか?
 と、ふと、博物館を出るとき感じました。
 今度訪ねる時は、もう少し時間をふやし、じっくりと拝観したいと思いました。

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                                                                                          北方民族博物館




posted by sounkyo at 12:24| 館長のつぶやき