2021年10月31日

来春、またお会いできること楽しみにしております。

IMG_1314.JPG IMG_1316.JPG

IMG_1290.JPG IMG_1272.JPG

 今年、開館十周年ということで、気持ちを高ぶらせ五月一日開館日を迎えました。しかし、緊急事態宣言で閉館日が
多くなり、申し訳なく思っておりました。にもかかわらず、今年も多くの方々が来館してくださり深く感謝しておりま
す。
 ご承知の通り、当写真ミュージアムは、大雪山国立公園の魅力を、写真芸術を介して世界の人々に発信することを使
命としております。そしてまた、この使命を長く後世に伝えるため、次世代を担う人材の育成にも力を注いでいます。
幸い、その努力が実を結びつつあることは喜ばしいことと思っています。
 私は今日まで、山をすみかとし、それを私の生きるよすがとし生きて参りました。しかし、近頃、ミュージアムをお
訪ねくださる多くの方々と接し、写真を前に、何の屈託もない山談義に花を咲かせ、楽しい時間を過ごすことが、この
上ない喜びと感じるようになりました。感謝の一語に尽きます。


 最後に
 当写真ミュージアムは、三名のスタッフと共に来館者をお迎えしておりますが、実に温かく立派な人柄で来館者の評
価も高く、私の自慢のスタッフ達です。
 来年、このスタッフで皆々様を笑顔でお迎えしたいと思っております。またの来館を心からお待ち申し上げておりま
す。
続きを読む
posted by sounkyo at 10:36| 館長のつぶやき

2021年10月25日

キタキツネに誘われて、浮島湿原へ

  今年の山納めを、どの山にしようかと考えていましたが、降雪量のことを考慮し、浮島湿原にしました。
 浮島湿原でのヒグマの事故、そして層雲峡でも度々 ヒグマを目にしていますので、注意し、人出の多い日曜日に登山
をしました。しかし、幸か不幸か山では誰ともお会いできませんでした。
 ただ苦労したことは、降雪量が多く、クマイザサが倒れ道を塞ぎ、所々登山道がわかりづらくなっていたことです。
 しかし、注意深く見ると、雪上にキタキツネの足跡が続き、助けられました。
 それにしても、キタキツネに誘われてというのは、さすが、北海道の山ですネ。
 でも、この野趣に満ち、豊かな自然が、北海道の山の魅力ではないでしょうか。こんな素晴らしい景色を独り占めで
きる私は、本当に幸せ者です。  

 IMG_1113.JPG IMG_1118.JPG

               IMG_1121.JPG                       IMG_1143.JPG
   
 湿原に着くと、幸運にも時折雲間から陽光が射し、湿原全体を明るく輝かせます。
 湿原は、池塘の周辺を残雪が様々な模様を描き、さびしい晩秋の景観を美しく飾り私を迎えてくれました。
 私はゆったりとした気分で散策し、その後、ザックを枕に木道の上で身体を休めました。
 私はこの湿原にも多くの思い出があります。
 二年前の八月訪ねた時には珍しいエゾノヒツジグサが池塘一面に花を咲かせ、私を楽しませてくれました。
 また、昨年六月中旬に訪ねた折には、私は木道の上に張った薄氷に気づかず、すべって転倒し、背骨を骨折しやっと
の思いで登山口まで歩いた苦い思い出、そして様々な人々との出会いがあり、その一つ一つが私を思い出の世界へと誘
います。

 果たして来年は、山々がどんな装いを凝らし私を迎えてくれるのでしょうね。今からわくわくしています。

IMG_1258.JPG IMG_1210.JPG

IMG_1166.JPG IMG_1226.JPG
posted by sounkyo at 11:12| 館長のつぶやき

2021年10月22日

層雲峡温泉に冬到来

 月日の経つのは早いもので、そろそろ閉館の準備をと考えていた時、突然の雪に見舞われ、全山が純白の装いをして
くれました。吹雪が去った後、晴天に恵まれ、山々の肌が美しく輝いています。
 今日も早朝、上川町から層雲峡に向かって、車を走らせたのですが、沿道には、晩秋の風情が漂っているのですが、
この吹雪に一変し、初冬の佇まいになってしまいました。
 普段は、単調な層雲峡の生活です。しかし、紅葉には新雪が積もり、朝日を受け輝いています。この季節の変わり目
ならではの風景は実に清々しいです。
 この層雲峡で生活していなければ、目にできない風景に、ただただ感謝です。

IMG_1034.JPG IMG_1099.JPG

IMG_1028.JPG IMG_1046.JPG

IMG_1059.JPG IMG_1090.JPG

IMG_1072.JPG IMG_1105.JPG

posted by sounkyo at 14:38| 館長のつぶやき