2021年07月06日

平家物語の史跡を訪ねて(1)

 中学一年生の秋、私は右足が大きく腫れ、二ヶ月間程学校を休んだことがある。何とか完治できたのは、当時
まだ希少薬品であったペニシリンのおかげである。
 わざわざ担任の先生が、自宅を訪問してくださり、その折の見舞い品が、少年向けの平家物語と源平盛衰記で
あった。
 恥ずかしながら、この当時、まだ小説を読んだことがなかったのである。
 私は、病床で何度もこの本を読み返し、この悲劇の武将・源義経の生き様に心惹かれ、後になって、屋島・壇
ノ浦・平泉など、平家物語の史跡を訪ね歩くようになった。(私にもこんな可愛い時代があったのです)
 しかし、古戦場・一ノ谷と義経が幼年期を過ごしていた鞍馬寺だけまだ訪ねていませんでした。そこで今回、
訪京の機会を利用し訪ねることにしました。
 生憎、小雨交じりの霧でしたが、それが逆に鞍馬寺の雰囲気を一層深く醸し出し、私を古き良き時代へと誘っ
てくれ、感無量でした。
 帰りは、貴船に向かって山道を下り、義経の足跡をと思ったのですが、雨天のため次の機会に譲ることにしま
した。

IMG_0790.JPG IMG_0794.JPG
                                                                                                 鞍馬寺の山道
IMG_0807.JPG IMG_0812.JPG
           源義経               義経の太刀としてふさわしい品格を備えている太刀

 翌日、知人の案内で、源平の古戦場・須磨ノ浦を訪ね、念願の一ノ谷へと足を延しました。
 当初私が想像していたより遥かに斜面が急で、ここを馬で下るというのは相当な勇気が必要であったと思う。
ある武将が馬を可哀そうに思い担いで下ったという逸話も頷けた。
 源平の古戦場に立ち、平家物語のいろいろな場面に思いを馳せると、夢が果てしなく広がり、時間が止まる。

               IMG_0878.JPG                      IMG_0847.JPG

IMG_0853.JPG  IMG_0831.JPG 
       源氏の兵馬が通った道                   一ノ谷附近の景観
posted by sounkyo at 12:58| 館長のつぶやき

2021年07月04日

北海道は今が盛りです。 皆様もいらっしゃいませんか。

 北海道には山だけでなく、旅愁を掻き立てる魅力的な景勝地が沢山あります。
 その中で、特に心に染み入る場所が、道東の霧多布岬と野付半島です。しかし、少々距離があり、手軽に
訪ねられるのが、日本海に面した増毛町です。
 昔、ニシン漁で栄え、当時の繁栄を示す❝風待食堂❞などの建物が今も残り、眺めていると時間の過ぎるの
を忘れるほどです。
 私は、時間の許す限り海岸を散策したが、足元には一面、ハマナス、ヒルガオ、ハマベンケイが咲き、足
の踏み場もないほどです。
 帰り、少々贅沢をし、ウニ甘えび丼を前にし、デザートにこの地の名産サクランボを味わい、豊かな気分
で帰路につきました。
 北海道は、いよいよこれからが盛りです。
 いらっしゃいませんか、お待ちしています!

IMG_9988.JPG IMG_9985.JPG

IMG_0161.JPG IMG_9994.JPG
           国稀酒造                  北前船時代の名残りを示す風待食堂

IMG_0169.JPG IMG_9992.JPG
            旧増毛駅

IMG_0113.JPG IMG_9979.JPG
            ハマナス                        ヒルガオ
posted by sounkyo at 15:40| 館長のつぶやき